乃木坂46アンダー曲「13日の金曜日」歌詞考察。恋の吊り橋効果 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46アンダー曲「13日の金曜日」歌詞考察。恋の吊り橋効果

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13日の金曜日
乃木坂46アンダー曲「13日の金曜日」はファーストアルバム「透明な色」(2015)に収録されています。作詞は秋元康さん。

また、5枚目のシングルとして2013年春に発売された「君の名は希望」のカップリング曲でもありました。





歌詞考察


恋の吊り橋効果を狙っている主人公

「13日の金曜日」というと、迷信として不吉であるとか縁起が悪いとされている日ですね。なので、世界観は不吉な日に起こった出来事で暗めかなと思いました。ですが冒頭の歌詞に、ロマンスよりもホラーがいいという表現がありますから、かの有名なホラー映画のタイトルです。仮面を被ってチェーンソーを持ったジェイソンを知らない人はいないでしょう。

なぜ主人公はロマンス映画よりホラー映画を好んでいるのでしょうか。おそらく、不安感を持ちつつもホラー映画を観ることができたという間違った達成感とか満足感というような快感を持ちがたいために、ホラーがいいということなのでしょうか。しかし、主人公は、そういった達成感を持ちたいがためにホラー映画を観たわけではなさそうでした。

13日の金曜日何かが起こりそうドキドキして大声をあげたくなる恋とホラーはよく似てるスリルがいっぱい次の展開はどうなるの?・・・恋の吊り橋渡るように一緒に怖がればハート近づいて2人はひとつになる

という表現になっています。恋の吊り橋が出てきました。恋愛テクニックとしてのそれでしょうか。 恋の吊り橋効果理論は、心理学者による実験で、人は強烈な恐怖を抱きやすい場所を共有した人間同士は、お互いに恋愛感情を抱きやすくなるものと明らかにされた理論でした。

なので、主人公は、この心理テクニックを利用してロマンス映画よりもホラー映画が良いと言っているのでしょう。そして、そんなことを考えているくらいなので、まだ彼と深い関係になっておらず、むしろ男友達としての彼なのかなと想像しました。「13日の金曜日」でなくてもホラー映画であれば何でも良かったということになりますね。

ちょっと泣きそうな笑顔で彼にしがみつく言葉で言うよりそう愛が伝わるよ・・・

という歌詞では、主人公のしたたかさが感じられて可愛いというよりは計算高い性格が感じられます。ジェイソンより怖いと思いました。

終わりに


小脳扁桃は恋愛感情の他に、恐怖感も関係していることがわかっていますから、やはり吊り橋効果もテクニックとして有効性があるようでした。 だから、恋愛とホラー映画は相性が良いのですね。

ホラー映画は、幽霊系、ゾンビ系、SF系、サイコパス系、スプラッター系と色々あります。ですが、のら猫ひろしは、1人であろうと、そうでなかろうとビビりなのでホラー映画は観ていませんでした。ですが、気になるホラー映画に、元乃木坂46 伊藤万理華さん主演の「アイズ」があります。観ようか観まいか葛藤中。 終わり