乃木坂46アンダー曲「嫉妬の権利」歌詞考察。主人公の嫉妬の理由とは? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46アンダー曲「嫉妬の権利」歌詞考察。主人公の嫉妬の理由とは?

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乃木坂46アンダー曲「嫉妬の権利」は、セカンドアルバム「それぞれの椅子」(2016)の収録曲です。作詞は秋元康さん。

また、2015年秋に発売された13枚目のシングル「今、話したい誰かがいる」のカップリング曲でした。

歌唱メンバーは、Wセンターの中元日芽香さんと堀未央奈さんを含めた21人のアンダーチームです。


歌詞考察・・・主人公の嫉妬とは何か?


「私」は「あなた」に片思い。「あなた」と仲が良い誰かに嫉妬

「権利」は、物事を行って良いとか、しなくても良いという能力や資格を言いました。ということは「嫉妬の権利」の主人公に、嫉妬する権利があるならば、誰かと付き合っていることになります。

逆に、主人公が片思いをしているだけならば「嫉妬の権利」があるとはなりません。果たして、主人公は嫉妬する権利があるのでしょうか。

あなたが気になって落ち着かない毎日どこで何してるかなんて誰と一緒にいるのか知りたくなる

この歌詞で「私」は「あなた」に想いを寄せていることがわかります。ですが、これだけでは、単なる片思いなのか、付き合っているのかがわかりません。

今の私はウザイ自分が好きじゃない 知り合ってから一方的な想い 恋はまだまだ始まっていないのに何の権利があって嫉妬してるのか? 妄想膨らませてるだけ

一方的な想い、とストレートに表現されています。「私」は「あなた」と付き合っているわけではありませんでした。そして、何の権利があって嫉妬してるのか、という自虐的な歌詞になっています。

ここまでくると、タイトルの「嫉妬の権利」の意味がわかってきます。恋人でもないのに、「あなた」が誰かと付き合っていると妄想してしまうのでした。その妄想した誰かに嫉妬してしまう「私」なのです。

そして、妄想とは言えども、付き合っていないのなら嫉妬することはおかしいと「私」は考えているのでした。

確かに、「あなた」と「私」は恋人ですらありません。だから、「あなた」と仲が良い誰かに嫉妬する権利は「私」にはないのです。

ただし、歌詞は、妄想膨らませてるだけ切なさが別人に変えるよ、で終わっていました。「私」は妄想しているだけなのです。「あなた」に対して積極的な行動を起こしていません。

「あなた」に振られたわけでも、彼に恋人がいるわけでもありません。だから、「私」と「あなた」が付き合える可能性は高いと思いました。


終わりに



ちなみに歌中に「あなた」が好きなものとしてHouse of cards のDVDが登場します。House of cardsは、ホワイトハウス入りを目指す下院議員が主人公となっているアメリカのドラマでした。ネットフリックスで視聴ができるそうです。 終わり