乃木坂46齋藤飛鳥ソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」歌詞考察。何を抱きしめたいのか | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46齋藤飛鳥ソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」歌詞考察。何を抱きしめたいのか

amazon music はこちら
乃木坂46齋藤飛鳥ソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」は、3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」(2017)に収録されています。

歌詞は秋元康さん。






なぜ、硬い殻と表現されたのか考えることで、「硬い殻のように抱きしめたい」の世界観を想像できると思いました。

硬い殻で抱きしめるというのは、硬い殻で、柔らかい何かを包み込むことになります。

では、その柔らかいものとは何でしょうか。


 


歌詞考察・・・硬い殻で何を抱きしめたいのか


「君」の弱った心をガードしたい

斜め上から撮った海岸沿いを歩く人

硬い殻から、卵の殻を想起します。

初めは「硬い殻のように抱きしめたい」を、主人公が誰かを「卵のように抱きしめたい」と解釈しました。

卵は、乱暴に扱うなどすると割れやすいものですから、主人公が慎重に誰かを抱きしめたいのだろうと思ったのです。

しかし、歌詞を見ると、僕が硬い殻になろう、と表現されています。

だから、主人公が誰かを、卵のように扱うという解釈では無理があると思いました。

「僕」が硬い殻なら、それに守られる中身はもっと、弱い存在と言えます。

となると、「僕」が硬い殻となって守りたい人物とは、どういった存在なのか気になりました。

繊細な性格で弱々しい人物といったところでしょうか。

次の歌詞を見ると、繊細な性格という予想も間違っていないと考えます。

「何だか疲れちゃった」珍しく弱音を言った 君らしくない君だから 黙ってそばにいてあげる

「君」が弱音を吐きました。ここで、卵の殻に覆われているような存在が「君」であることがわかります。

「僕」は「君」の様子に異変を感じました。だから、寄り添っているのです。

そして、「君」は何に疲れたのでしょうか。

何があったかなんて 聞いたって 何もできない

「君」が弱音を吐いた理由を「僕」は聞けませんでした。

聞けないというよりは、聞いたところで、解決できるほどの力がないことを「僕」は自覚しているようです。

ですが、「僕」は悩みを聞かずとも、彼女を覆い尽くすネガティブな感情を推し量ろうとしています。

例えば、次の歌詞で、そのことがわかります。

知らぬ間に傷つくのは 心の柔らかい場所 二度と誰にも触れさせないように 硬い殻で包み込もう

「僕」が硬い殻となって「君」を包み込もうと決意したシーンになっています。

そして、「僕」は「君」に言葉を投げかけても、無意味だと考えている人間でした。

だから、僕にできることは 世界の誰よりも強い力で 君のすべてを ただ抱きしめることだ、という表現になっているのです。 終わり