【歌詞考察】乃木坂46「その先の出口」。主人公の精神状態を推し量る | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46「その先の出口」。主人公の精神状態を推し量る

歌詞の意味を考察・・・タイトルの真意


その先の出口は、想像上の産物。無いと思ってしまったら本当に無くなるのだ


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出口は、外へ通り抜ける戸口です。主人公はどこにいるのでしょうか。

歌詞は、暗闇の向こうには ねえ 何が待ってるの?で始まっています。

暗闇は、物理的に照明がなくて、視界がきかない状況でした。

とはいっても、ストーリー性のある暗闇は、心理的な闇だと思います。

なので、主人公は、将来を見通せないことで、希望がない状態にあると想像できました。

ただ、「その先の出口」が塞がっているのか、開けているのかが気になります。

歌詞には、そこで見つけたのは暖かくて優しい時間 癒やされる世界 未来はいつもoh愛に満ちて欲しい この場所に残されたその意味を知りたくて、とあります。

「僕」は、心理的に闇を抱えていました。ですが、出口の先は、明るいです。

この歌詞でわかるのは、無力感に襲われる出来事があっても、未来は開けているのだというポジティブな内容だと思いました。

自分に対して失望感を感じる状況は、様々です。

経済的な事情もあれば、仕事や家庭における身近な人間関係も失望感を抱きやすいでしょう。

その状態が長く続くと、心に闇を抱えてしまう危険性がありました。

ここで、大事なのは、自分に失望した時の対処法です。

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アリストテレスは、不安を一旦忘れて、自分が本当にやりたいことをやるべきだと言いました。

経済的な事情や、人間関係で悩むのは、将来に期待していないことになります。

この状態をアリストテレスは、キーネーシス的な行為と言って、批判的な態度を取っていました。

なぜなら、将来を悲観するだけでは未来は開けないからです。では、何をするべきでしょうか。

それは、先ほどの歌詞にあるように、暖かくて優しい時間 癒やされる世界、を自分で見つけるのです。

そういったポジティブな世界を見つけるために、将来を悲観してはならないのでした。現在に意識を向ける必要があります。

今に集中することを、アリストテレスは、エネルゲイア的な行為と言いました。

そのエネルゲイア的な行為は、自分が集中して楽しむことができることで良いのです。

「その先の出口」も、次の歌詞のように、同じメッセージを伝えていました。

なんとかなる それが自由 夢を見るなら早くしよう 瞬きなんか今はするな

この歌詞は、目を見開いて今に集中せよということですから、アリストテレスが推奨しているエネルゲイア的な行為と言えました。

なので、「その先の出口」を悶々と、想像するより、今に集中してドアを開け放った方が良い結果につながるという解釈をしています。 

終わりに

「その先の出口」は、想像上の産物だと思いました。

その先に出口はないと感じたら、今を脱却する術はないのです。

反対に、自分に失望したとしても、自分に道はあるはずだという意識があれば、新たな道へ通ずるドアは存在すると思いました。 終わり


■その先の出口■
乃木坂46「その先の出口」は、9thシングル「夏のFree&Easy」(2014)の収録曲でした。

歌詞は秋元康さんです。