歌詞の意味を考察・・・｢失恋お掃除人｣の特徴を考える
友達思いで援助欲求が強い｢失恋お掃除人｣
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｢失恋お掃除人」を、失恋の精神的ショックを和らげる人と推測しました。そして、主人公は恋人に振られるなどして、傷心状態にあると想像します。
それを踏まえて、楽曲に込められたメッセージを予想すると、持つべきは友達といったところでしょうか。
ですが、歌詞を見ると、失恋して心に痛手を被っているのは主人公ではありませんでした。
次の歌詞から、主人公が、失恋の痛手を癒やす｢失恋お掃除人｣であることがわかります。
彼氏に振られて傷つき中・・・そんな皆様に耳寄りな情報 電話一本ですぐに駆けつける もう終わったロマンスの回収業
主人公は、友達が彼に振られて泣いていることに、心を痛めているように感じられました。
次の歌詞では、友達の失恋の原因が分かります。
いつか突きつけてやろうと思った 浮気の証拠など溢れる涙や思い出の数々を引き取らせて頂きます 折れた心の後片付け
浮気の証拠の回収は、冗談めいていますが、失恋の痛手を和らげるユーモアではないでしょうか。
折れた心の後片付け、という表現から、顔を覆ってうな垂れている友達に寄り添う主人公の画が、思い浮かびました。
この時に、主人公が掛けた言葉が、生まれ変わったあなたは 新品同然、と考えることができます。
｢失恋お掃除人」である主人公は、強い援助欲求を持っていると思いました。
終わりに
恋人に振られた時の気持ちの立て直し方に、正解はありません。失恋した人が出来ることは、悲しみに暮れることぐらいでしょう。
そんな時に、同情するだけでなく、浮気の証拠を処分しますとユーモアを交える主人公のような「失恋お掃除人」は心強い存在だと思いました。
そして、「失恋お掃除人」こと主人公は、援助欲求が強い人でもあります。
彼女は、失恋して失意の底にいる友達を見て、自分のことのように胸を痛めていると思いました。
この胸の痛みが、「失恋お掃除人」を始めたきっかけだと解釈できます。
主人公は、失恋した友達を励ます友達思いの｢失恋お掃除人｣でした。
だから、人の痛みに対して共感できることが「失恋お掃除人」 の特徴だと感じます。 終わり
■失恋お掃除人■
乃木坂46 若様軍団｢失恋お掃除人」は、19thシングル｢いつかできるから今日できる」(2017)に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。歌唱メンバーは、若様軍団(梅澤美波・阪口珠美・山下美月・若月佑美)の４人です。
歌詞は秋元康さんでした。歌唱メンバーは、若様軍団(梅澤美波・阪口珠美・山下美月・若月佑美)の４人です。