『猫舌カモミールティー』歌詞の意味を考察
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今回の考察記事は以下の内容になっています。
- 主人公と元カレは、結婚に対する温度差があった?
- 失恋した主人公は、4段階の立ち直りプロセスを踏んでいる
- 4段階の立ち直りプロセスは、フロイトの【喪の仕事】に通ずる
- フォーメーション
主人公と元カレは、結婚に対する温度差があった?
主人公は、カモミールティーを飲んでいる女性です。猫舌の元カレを思い出していました。
紅茶を淹れながら、当時の彼のためにどのくらい冷ませばよいのか考えたことを懐かしがっています。
次の歌詞が、主人公と彼が別れた理由と考えられます。
よくわからないから 急かしてしまったかもしれない いろんなタイプの男の子がいると大人になって知った 好きなものって同じだって思っていたけど ちょっぴり違った あなたとの思い出 半熟卵の硬さなら時計で測れたって適温ってのは人それぞれ 難しい
元カレに何を急かしたのかは、歌詞では分かりません。結婚でしょうか。
主人公は結婚願望が強かったのかもしれません。
適温ってのは人それぞれという表現から、主人公と元カレの結婚に対する温度差を感じました。
主人公は、4段階の立ち直りプロセスを踏んでいる
失恋しているわけですから、主人公は傷ついたことでしょう。猫舌の彼との別れを受け入れているのかどうか気になりました。
立ち直りのプロセスは、4段階(否認→怒り→諦めと受容→希望)あります。
次の歌詞で、主人公が【諦めと受容】の段階にあると感じました。
「せっかちだよね」って あなたからいつも言われたけど本当の意味を理解してないと今になって気づいたすぐに答えを出せないこと世の中にあるとようやくわかった あの夜の出来事
あの夜の出来事とは、元カレとの喧嘩で別れの原因と推測できます。
冷静に振り返っていますから、立ち直りつつありますね。
4段階の立ち直りプロセスは、フロイトの【喪の仕事】に通ずる
もちろん、失恋したばかりの頃は、それを認めたくないというネガティブな感情があったことでしょう。
少しずつ前向きになっていて、猫舌の元カレに懐かしさを覚えることができたのではないでしょうか。
4段階の立ち直りプロセス(否認→怒り→諦めと受容→希望)は、ジークムント・フロイト(1856~1939)の【喪の仕事】を思わせます。
【喪の仕事】とは、大切な人を失って泣くだけ泣いて冷静さを取り戻す過程のことです。
フロイトは、この冷静さを取り戻す過程で、懐かしさの感情が湧くと考えました。
主人公は、猫舌の元カレを思い出して懐かしがっていますから、失恋のダメージは癒えつつあります。
『猫舌カモミールティー』フォーメーション
『猫舌カモミールティー』は、27thシングル「ごめんねFingers crossed」通常盤に収録されています。歌詞は、秋元康さん。
四期生のフォーメーションは、以下の通りです。
【後列】北川悠理、掛橋沙耶香、黒見明香、柴田柚菜、林瑠奈、佐藤璃果、矢久保美緒、金川紗耶
【中列】筒井あやめ、賀喜遥香、遠藤さくら、早川聖来、清宮レイ
【前列】松尾美佑、田村真佑(センター)、弓木奈於
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