欅坂46 青空と MARRY「ここにない足跡」歌詞考察。タイトルの真意とは | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

欅坂46 青空と MARRY「ここにない足跡」歌詞考察。タイトルの真意とは

歌詞の意味を考察


「ここにない足跡」は「ここにない君との思い出」

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歌詞には、砂浜の上の・・・君と別れてすべて失くしずっと抱えていた痛みの場所、とあります。

「僕」と「君」は、恋人同士でした。

そして、彼は、「君」との思い出の場所である砂浜にいます。

感傷に浸っていると思いましたが、違いました。

なぜなら、次の歌詞があったからです。

時間の砂たちが、滑り落ちてくさっきの僕は消えていいんだ

さっきの僕というのは、「君」と付き合っていて楽しかった過去の「僕」でしょう。

足跡を、「君」との思い出と捉えているのでした。

その「君」との思い出が消えてもいいんだと言えることは、「君」と別れたことを受け入れたことになります。

表題曲のタイトルである「ここにない足跡」は「ここにない君との思い出」と言えました。

だから、「僕」は、過去を振り返っていません。失恋を乗り越えたのです。

さらに、歌詞に、ずっと抱えていた痛みの場所、とか、宇宙に向かって手を伸ばした、と確認できます。

この歌詞から、失恋したことで、思い出の砂浜を心が痛む場所とみなしていることがわかりました。

しかし、それでも「僕」は、俯くことをしていません。だから、「僕」の前向きな姿勢を感じることができました。

空撮された海岸


テゴマス(手越祐也さんと増田貴久さん)の曲「砂時計」

足跡のついた砂を波が消していくことによって、「ここにない足跡」の「僕」は過去にこだわっていないことがわかりました。

砂が効果的に使われています。

そして、砂を心情にからめた歌を思い出しました。

テゴマス(手越祐也さんと増田貴久さん)の曲「砂時計」です。

砂時計が流れる様を、音のないサヨナラと表していました。

砂が落ちきらないことに、もどかしさを感じさせる歌詞になっています。これは、別れた人にこだわっていると推測できました。

現に忘れてしまえばどんなに楽なんだろう?という歌詞が続いていることからも、失恋のダメージが大きいことがわかります。

失恋を乗り越えた「ここにない足跡」の「僕」とは真逆でした。

遊助(上地雄輔さん)の曲「砂時計」

さらに、遊助(上地雄輔さん)の曲「砂時計」もありました。

砂時計の上から落ちてくる砂が、悲しみと幸せを上書きするという表現になっています。

こちらの砂時計では、感情が上書きされるなら、今見えてる景色に笑顔残しましょう、となっていました。

過去にこだわらないという内容ですから、欅坂46の「ここにない足跡」の世界観に近いです。

終わりに

永続不可能なものの例えとして、砂が使われている言葉に、「砂上の楼閣」がありました。

だから、砂を使うと本当に恋愛関係は儚いものだと思うことができます。

歌い手のM(志田愛佳)さんがもういませんから、そういったこともあって「ここにない足跡」は切ないけど前向きな曲という感想を持ちました。  終わり


■ここにない足跡■
「ここにない足跡」は、2017年発売のファーストアルバム「真っ白なものは汚したくなる」に収録されています。

歌唱メンバーは、欅坂46内ユニット「青空と MARRY」(志田愛佳・菅井友香・守屋茜・渡辺梨加・渡邊理佐)のメンバーでした。

作詞は秋元康さんです。