乃木坂46「日常」歌詞考察。 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46「日常」歌詞考察。

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日常
乃木坂46の4枚目のアルバム「今が思い出になるまで」(2019)には、アンダー曲「日常」が収録されています。作詞は秋元康さん。

また「日常」は、2018年秋に発売された22枚目のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」の収録曲でもありました。アンダーセンターは北野日奈子さんです。



歌詞考察


主人公は満員電車での通勤に疲弊する会社員

「日常」というタイトルの意味を考えると、主人公はどのような生活を送っているのか疑問を抱きます。恋心が世界観となっているならば、片思いを寄せている日常と言えそうです。ですが、歌詞を追っていきますとそんな甘い世界観とはなっていませんでした。冒頭の歌詞から、ラッシュアワーの満員電車は死んだ夢の棺桶、と強烈です。確かに、学生の頃に抱いていた夢では生活できなくて会社員になったのなら、確かに満員電車は夢の棺桶と言えます。

となると、主人公は毎日乗る満員電車に心を痛めているような人間と言えます。社会人と考えていますが、明確にそれを表現している歌詞がないので満員電車で通学している学生とも考えられます。ただ、歌詞には、窓ガラスに映る自分はいつしか歳を取っていた、とあります。学生の時はこういうことは考えませんので主人公は社会人でしょう。


生き生きと過ごしたい主人公

満員電車は死んだ夢の棺桶、と表現されていますから、主人公は生き生きと「日常」を過ごしているとは考えにくいです。そして、主人公の視界に映る乗客も、主人公のように生きた屍のようでした。この車両でよく見かける生気のない乗客は何を諦めたのだろう?という歌詞からもわかります。

そして続く歌詞は、嫌だ!流されるのは・・・嫌だ!そんな人生決められたレールの上はつまらない、となっていて、主人公は「日常」を嫌っているのでした。満員電車に乗って通勤することが嫌だという状況も、満員電車が嫌いなのか、それとも満員電車に見合う給料を貰っていないから嫌なのか、いろいろと想像してしまいました。

ただ確かなのは、「日常」の主人公は飼いならされた犬として働くことに嫌気を差していることです。「日常」という曲によって、長時間労働で心を失って正常な判断ができなくなったり、会社に飼いならされて心を失っているとどうなるかという警告を発しているようにも思えました。

終わりに


この「日常」はアンダー曲ですから、アンダーメンバーの嫌気が差す日常を考えるとどんなものでしょうか。アンダーメンバーは選抜に選ばれるかどうかもわからない日常に疲れているのかもしれません。モチベーションを保つ難しさもあるのではないでしょうか。「日常」のアンダーセンターである北野日奈子さんは体調不良で休養していましたから、余計そう思いました。 終わり