乃木坂46 「ぐるぐるカーテン」歌詞考察。カーテンをぐるぐるする理由 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46 「ぐるぐるカーテン」歌詞考察。カーテンをぐるぐるする理由

歌詞の意味を考察


ぐるぐるしたカーテンの中で、ガールズトーク

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タイトルを見てイメージが浮かんだ人は、カーテンを自身に巻きつけたことがある人だと思います。

のら猫ひろしは、冒頭の歌詞である、カーテンの中 太陽と彼女と私、でタイトルの意味がわかりました。

そして、「私」は何のために、カーテンの中に閉じこもったのでしょうか。

何となく落ち着くの 教室の特等席 仲のいい友達と 2人きりの世界よ

「私」と友達だけの空間が、心地よいのでした。

また、心地よいというだけで、カーテンをぐるぐるしたわけではなさそうです。

シークレット 誰に恋したのか そうよ 女の子ならいつだって 死角になる場所くらい こんな時のために確保してる 男子禁制

カーテンの中だけが、男子禁制でした。ということは、「私」は共学の学校に通っていることになります。

であれば、誰に恋しているのかを、秘密にしたくなるのは当然でした。

ただ、ぐるぐるにしたカーテンで視界を遮るということは、自分たちからも周りが見えない状況と言えます。

好奇心旺盛な男子が、近づいてもわからなそうです。

話が漏れていないと思っているのは、「私」とその友達だけ・・・ということも考えられました。

そう考えると、「私」のキャラクターというものが垣間見えるようで微笑ましいです。


夕暮れの教室


さらに、カーテンの中の2人だけの世界が、悲しみに満ちる時もあります。

思いっきり泣きたくてここに来ることもある 平気 大丈夫 心に近づいて涙を拭ったり抱きしめて聞いてあげる

涙の原因は、歌詞にないのでわかりません。ただ、誰が好きかを話していることがわかっています。

誰かに振られた友達を「私」が慰めているような想像をしました。

そして、歌詞の後半に差し掛かって、男の子たち、という表現が出てきます。

やはり、カーテンの中で女子が、うごめいていたら、気になるものです。

次の歌詞で、男子の滑稽な姿が目に浮かびました。

きっと男の子たち さりげなく耳をそばだてて どきどきしながら聞いてるでしょう ガールズトーク

誰かがくるまっているカーテンから、○○が好きだと漏れ聞こえれば、○○とは、誰だ?となるでしょう。

そのままカーテンを開けて問い詰めれば、聞き耳を立てていたの? 最低とか言われそうです。

もし、聞き耳を立てた男の子が、「私」か友達に好意を抱いていたら、その後の授業に身が入らなそうです。

目を皿にして、「私」か友達の視線の先を、追うのではないでしょうか。

そして、あいつか? あいつが好きなのか? といらぬ詮索を始めそうな男子を想像してしまいました。

学生の頃の、教室を思い出します。

終わりに

教室といえば、大きな窓でした。だから、カーテンが大きいことは覚えています。

日が差し掛かった窓際で話しているクラスメイトの姿は、青春の一コマとして、心に残っていました。

「ぐるぐるカーテン」は、青春を想起させる曲になっていると思います。 終わり


■ぐるぐるカーテン
乃木坂46 「ぐるぐるカーテン」は、2012年2月22日に発売のデビューシングルでした。

また、ファーストアルバム「透明な色」(2015)に収録されています。

 歌詞は秋元康さん。