歌詞の意味を考察・・・扇風機に、あああって言いたくなる理由
芽生えた恋心に動揺していて、心を落ち着かせたがっている
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扇風機は、涼を取ることができる機械です。ただ、涼んでいるだけでは物語に成り得ません。主人公の心情が扇風機に絡まっていることは、理解できます。
ですが、どんな物語が展開されるのか想像できませんでした。
好きなひとができたから なぜだか 扇風機に向かって あああって言いたくなる
主人公が、口を開けて扇風機の風を受けたい衝動に駆られた原因は、恋でした。
主人公は、その恋心を持て余して、落ち着かない心を静めたがっているように感じます。
告白をしようかしまいか。恋心を打ち明けるにしても、上手くいくかどうか、と期待と不安がない交ぜになった感情に戸惑っていると思いました。
あるいは、好きな人が、異性と仲睦まじく歩いていることころを見かけたのかもしれません。
次の歌詞で、主人公がテンパっていることがわかります。
いろんなことが一度にあり過ぎて 考えがまとまらない 感情のキャパシティ超えているんだ 初めて君を紹介された時
どうやら、主人公は、「君」に一目惚れをしたようです。
木々たちが静かに揺れるように どうすればいいのか 答えがわからず戸惑う
この歌詞で、恋心を持て余して苦悩する主人公の画が浮かびました。
いづれにしろ、主人公は、あああと言うことによって落ち着きたがっていることは確かでしょう。
冷静を保つということで、「スポーツ・オノマトペ」が思い浮かびました。
「スポーツ・オノマトペ」は、運動をしている最中に発する声を言いました。
あああ、という言葉は、「スポーツ・オノマトペ」だと思います。
もちろん、主人公は口を開けて、あああって声を上げているわけではないので、スポーツではありません。
ただ、一時の衝動に駆られて、声を張り上げたくなる気持ちは、恋も運動も同じだと思いました。
なぜなら、「スポーツ・オノマトペ」によるシャウトには、心を落ち着かせる効果もあるからです。
片思い中のモヤモヤ感を吹き飛ばして、告白する勇気を持ったり落ち着きを取り戻すために、主人公は、口を開けてあああと言いたい欲求に駆られていると思いました。
時間と場所を選んで叫ぶのなら、心を落ち着かせる方法として悪くありません。
ただ、人の目がありますから、場所が限られるのは確かでした。自宅で、扇風機に向かって、あああと声を上げるのが一番と言えそうです。
終わりに
主人公は、扇風機へ向って叫びたいと思っているだけでした。あああと言いたくなるほどに、持て余した恋心の対処に困っているのです。 終わり
■扇風機■
乃木坂46 アンダー曲「扇風機」は、2013年夏に発売された６枚目のシングル「ガールズルール」のカップリング曲になります。
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、センターの齋藤飛鳥さんを含めた16人のアンダーメンバーでした。
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、センターの齋藤飛鳥さんを含めた16人のアンダーメンバーでした。