【歌詞考察】乃木坂46ユニット曲「孤独兄弟」。血縁関係がない兄弟とは? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46ユニット曲「孤独兄弟」。血縁関係がない兄弟とは?

歌詞の意味を考察・・・兄弟の意味を考える


「俺」と「あいつ」は反目しているが、一匹狼であることが共通点

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白石麻衣さんと橋本奈々未さんのユニットから受ける印象は、ガーリッシュというよりはクールなイメージです。

だから、彼女たちが「孤独兄弟」を歌うことに、違和感がないと思いました。

そして、世界観を考えてみます。

頼れるのは、兄弟だけという過酷な環境が舞台であるような想像をしました。

歌詞を見ると、「俺」と「あいつ」は、血縁関係がある兄弟ではありません。かと言って、同志というような志を同じくする仲間というわけでもありません。

「俺」と「あいつ」の関係性が分かる表現は、次の歌詞です。

あいつと殴り合った日々 未来の夢傷つけた・・・もっと孤独に孤独に

反目しあった過去がある「俺」と「あいつ」でした。

「俺」は、一匹狼ということがわかります。

ここで、反目しているのに、兄弟というのはどういうことでしょうか。

ぼやけた夜景

「俺」は、もっと孤独に孤独に、と孤独を極めたがっているように感じます。

そして、タイトルは、「孤独兄弟」でした。

このことから、「俺」と「あいつ」の共通点が、一匹狼であることがわかります。

「俺」と同じように、「あいつ」も孤独を追い求めているのではないでしょうか。

「あいつ」が孤独であることに、「俺」は親近感を抱いていることになります。

光るナイフを見たって 俺たちは怖くなかったよ、という歌詞があることで、「俺」と「あいつ」は、危うい喧嘩をした経験があるのだと理解できました。

でも、誰ともつるまない一匹狼であることから、「俺」と「あいつ」は「孤独兄弟」なのです。

終わりに

この「俺」と「あいつ」が極めようとしている孤独道から、哲学者 アルトゥル・ショーペンハウアー(1788~1860)の厭世的な匂いを感じました。

ショーペンハウアーの厭世観は、人と群れても、不幸になるだけだという考えが根底にありました。

集団本能や社会本能を全否定しているのです。

「俺」が、社会本能を持っていないことが分かるのは、次の歌詞でした。

信じられてたわけでも 信じてたわけでもない

「俺」は、人からの信用とか誰かを信じることに、価値を見出していないことになります。 

そして、信じられてたわけでもない、ということは、「あいつ」も「俺」を信頼していない人間と言えました。

やはり、「俺」と「あいつ」は、一匹狼で「孤独兄弟」なのです。 終わり


■孤独兄弟■
乃木坂46ユニット曲「孤独兄弟」は、2014年春に発売された8枚目のシングル「気づいたら片想い」のカップリング曲になります。

歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、白石麻衣・橋本奈々未の2人でした。