【歌詞考察】乃木坂46 からあげ姉妹『曖昧』。何があやふやなのか | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46 からあげ姉妹『曖昧』。何があやふやなのか

歌詞の意味を考察・・・あやふやなモノとは


希望が感じられない「僕」の将来

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曖昧は、はっきりしないという意味ですから、何があやふやなのか? という疑問が湧きました。

男女関係の歌が、乃木坂46楽曲に多いことを考えて、最初は、異性の友達に対する心境が歌詞に表れていると思いました。

例えば、友達だと思っていた異性に、友情とは違う感情を抱いてしまった、などです。

そして、異性の友達に告白して玉砕したら、友達の関係が壊れる場合もありました。

そうなるくらいなら、恋愛感情を曖昧なままにして、友達でいようとするでしょう。

あるいは、主人公が、異性の友達に告白したものの、返事が曖昧ということも考えられました。

なので、初めは、恋心を持った異性の友達は、友人なのか恋の相手なのかという意味でタイトルが『曖昧』になっているように感じます。

ですが、歌詞を見ると、曖昧なのは、人間関係のことではありませんでした。

心は空を見上げる 一人僕はどうすればいい?

この歌詞でタイトルの意味が分かります。

自分の将来が、はっきりしないから、『曖昧』というタイトルになっていると考えました。

「僕」は、自分の将来に希望を見い出せていないのでしょう。

学生であれば、勉強の成果が、点数に反映されていなければ、不安を抱きます。

図書館で勉強していて薄暗くなった窓の外に、自分の将来を重ねて溜息をついてしまうかもしれません。

霧の立ちこめる森

また、景気が良くなくて、仕事が続かないこともあります。

そんな人も、将来に希望を持つことは難しいと思いました。だから、見通せない将来が「曖昧」と解釈します。

さらに、確かに土に残った僕の足跡・・・やがては消えてく すべての記憶は何だって曖昧、という歌詞がありました。

「僕」は、無力感に苛まれているように見えます。

彼は、将来だけでなく自分の存在理由を見い出そうと、もがいているように感じました。

その心境が、必要とされたかったんだ、という表現に集約されているように思います。

だから、自分の将来も存在理由も、「曖昧」だと解釈できました。

終わりに

仕事を続けたいのに、体調が悪くて働けない場合があります。

特に、メンタルが不調に陥ると、辞めてしまうこともあるでしょう。

そのような時は、将来に霧がかかったような感覚に陥りました。そして、自分が歩んできた人生は何だったのかと空しくなることもあります。

でも、歌詞の終わりには、太陽はまた巡る、とあります。

この表現は、霧はいつかは晴れると解釈できました。

だから、『曖昧』という楽曲は、五里霧中の状態にあっても、悲観することはないのだという激励の歌と言えます。 終わり


■曖昧■
乃木坂46 からあげ姉妹『曖昧』は、23rdシングル「Sing Out!」(2019)に収録されています。

歌詞は秋元康さんでした。歌唱メンバーは、からあげ姉妹(生田絵梨花・松村沙友理)です。