日向坂46「Footsteps」歌詞考察。気にかけてくれる人の足音 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

日向坂46「Footsteps」歌詞考察。気にかけてくれる人の足音

amazonで
キュン TYPE-B
日向坂46の「Footsteps」は2019年3月発売の「キュン」TYPE-B の収録曲です。作詞は秋元康さん。

歌唱メンバーの5人は、全員がファッション誌の専属モデルでした。

CanCam (小学館)の加藤史帆さん、Ray (主婦の友社)の佐々木久美さん、non-no (集英社)の佐々木美玲さん、JJ (光文社)の高本彩花さん、Seventeen (集英社)の小坂菜緒さんとなっています。ユニット名はないようですね。

専属モデルが5人


小坂菜緒さんは、ひらがなけやきの頃から Seventeen の専属モデルでした。そして日向坂46への改名が発表された直後に、彼女以外の4人が一気に専属モデルとなることが明らかになります。ひらがなけやきの頃は、独立したグループにも関わらず、欅坂46のアンダーチームの扱いがあって不憫だなと思っていました。歌唱曲も、ひらがなけやき名義は、単独アルバムの「走り出す瞬間」のみです。もちろん、欅坂46のシングルに、ひらがなけやき名義の曲はありましたが全て表題曲が欅坂46ですから、何とも言えない気持ちでした。

オードリーがMCを務めるテレビ東京「ひらがな推し」を見ると、バラエティー能力は欅坂46より高いと思っていました。日向坂46へ改名して「ひらがな推し」はどう変わるのでしょうか。楽しみです。

日向坂46公式サイトでミュージックビデオが公開されました。「Footsteps」が収録されている「キュン」の発売時期が春ということもあって、チェスト、昭和風のテレビ、電気スタンドなどがピンク色です。加藤史帆さんたちの衣装や靴もピンク色でした。桜の花びらが5人の元へそれぞれ舞い落ちて、テレビに桜が映し出されると5人は踊り出します。

歌詞考察


Footstep は歩みとか歩幅という意味ですね。その複数形ということですが、どんな意味があるのでしょうか。ミュージックビデオの方は、どちらかというと春が近づく足音が聞こえてくるような楽しさを感じさせます。なのでMVの世界観は春の足音といった意味で「Footsteps」となるでしょう。

聞こえるかい足音、と歌詞は始まっています。これは春の訪れを示す足音を言っているのかと思いましたが違うようです。続く歌詞には、みんな居なくなってしまったと嘆くことなんかないんだよちゃんと見てごらん僕はいるだろ、とありました。この歌詞からわかることは、主人公に対して孤独ではないと励ましていることがわかります。さらに、寂しさの向こうから近づく(何かが)聞こえるかい足音という表現からも、誰かが主人公を気に掛けて駆け寄っていくような画が浮かびました。

終わりに


日向坂46「Footsteps」の歌詞は、主人公に走り寄る足音という意味の「Footsteps」と解釈しました。ただし、ミュージックビデオは桜の花びらが加藤史帆さんたち5人にそれぞれ舞い落ちるような演出になっていますから、春の足音が聞こえてきそうな映像になっています。

リンゴが5個登場していました。これはどういった意味なのでしょうか。原罪とか、不死の心臓とか色々考えてしまいますが、リンゴを輪切りした時の芯の形が五芒星であることに意味がありそうです。IZ*ONEのグループ名の由来も12個の星でひとつを表していますから、加藤史帆さんたち五人も星に見立てられているのでしょうか。

こう考えると、5個の星に何か、木とか火、水といった意味を持たせているのかと妄想を抱いてしまいます。五芒星は「PENTAGRAM(ペンタグラム)」と言いますから、そのままユニット名にしても良いのではないでしょうか。 終わり