乃木坂46ユニット曲「せっかちなかたつむり」歌詞考察。かたつむりの距離の縮め方 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46ユニット曲「せっかちなかたつむり」歌詞考察。かたつむりの距離の縮め方

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せっかちなかたつむり
乃木坂46ユニット曲「せっかちなかたつむり」は、2012年夏に発売された3枚目のシングル「走れ! Bicycle」の収録曲です。

また、2015年に発売されたファーストアルバム「透明な色」の収録曲でした。作詞は秋元康さん。

歌唱メンバーは7人で、白石麻衣・高山一実・中田花奈・西野七瀬・橋本奈々未・深川麻衣・松村沙友理となっています。

歌詞考察


かたつむりのようにじわじわ近づく

時期的なタイミングもあって、かたつむりを見かけたばかりでした。図書館に通じるアプローチの真ん中で発見しています。あやうく踏みかけました。それぐらい目に付かない存在ですし、進んでいるのかどうかも怪しかったです。

なので、「せっかちなかたつむり」の主人公は不器用な人間ではないかと想像しました。そして、せっかちなとあります。主人公は不器用にもかかわらず、身分不相応な目的を持ってしまったのではないでしょうか。そして失敗してしまったという世界観を想像しました。冒頭の歌詞には、恋に落ちたんだよとありますから不器用な恋物語と考えられそうです。

みんなが見ているから自由に振る舞えないもっと話をしたいのにそうさりげなく視線で合図してアプローチしてもちょっと鈍感みたい・・・先に進みたくて焦っているかたつむり気持ち隠してじわじわ近づくよ・・・

という歌詞からも、主人公は目で好意を示すことしかできなくて、やはり不器用な人間でした。それでも相手に近づきたくて、かたつむりのように進むのです。かたつむりのように目立たないというよりは、かたつむりのように相手に近づく主人公ということで、タイトルが「せっかちなかたつむり」なのでしょう。

そして、かたつむりのように近づいた主人公の恋はどうなったでしょうか。

性格なんて変わらない攻める守る綱引きですべてが愛の盾と矛(ほこ)自分じゃどうしようもないシュンとするかたつむり

歌詞の終わりで、かたつむりはシュンとなってしまいました。主人公の恋は実らなかったようですね。愛の盾と矛が気になります。盾と矛は、矛盾という意味でした。どんな盾も突き通すことができる矛と、どのような矛でも突き通せない盾が両方存在するのはおかしいではないかという故事から由来しています。

なので、愛における矛盾について考えれば良いことになります。恋が実らないことを考えると、相手にアプローチしても駄目だから引いて待っているのに全然相手と進展しないではないかということでしょうか。そうなると確かに主人公は相手にされていないことになって、シュンとなってしまうのは理解できます。

終わりに


「せっかちなかたつむり」はミュージックビデオにして欲しい既存楽曲ランキングで2位ということでした。これは歌唱メンバーの顔ぶれが選抜の常連ですから当然だなと思います。そしてミュージックビデオがショートバージョンで公開されていました。原色カラーの衣装がアメリカドラマ「奥様は魔女」のようですが、逆に新鮮です。 終わり