日向坂46「ドレミソラシド」歌詞考察。ファがない理由とは何か? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

日向坂46「ドレミソラシド」歌詞考察。ファがない理由とは何か?

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日向坂46セカンドシングル「ドレミソラシド」のミュージックビデオが公開されました。作詞は秋元康さんです。

MV の舞台であるプール底は乃木坂46の6枚目のシングル「ガールズルール」と同じ撮影場所とされています。廃校になった茨城県の黒沢中学校でしょうか。

センター小坂菜緒さんを挟んでいるのはひーひー姉妹(丹生明里さん、河田陽菜さん)というのが面白いですね。
柿崎芽美さんが「ドレミソラシド」の MV に不参加なのはスケジュールの都合ということでした。「キュン」の個別握手会は体調不良で欠席でしたね。

歌詞考察・・・ファがない理由


Tweet上のタイムライン⇒「横断歩道を鍵盤に見立てているに違いない」

ミュージックビデオが公開されて歌詞の世界観を想像しました。
ですが、のら猫ひろしはピアノに触ったことがありません。なのでファがない理由がわかりませんでした。
そんな中、Twitter のタイムラインに、ファがない理由を発見します。
横断歩道を鍵盤に見立てているのでした。
おかげで、冒頭の歌詞に横断歩道が登場する理由がわかりました。
鍵盤上ではミとファの間には黒がなくてミ・ファと白が続くのですね。なるほど。

横断歩道の白線は連続しませんから、思わずファが飛んでしまったのでしょう。
作詞した秋元康さんのセンスの良さ(何目線?)を再認識しました。
そして、この瞬間に、全ての歌詞の意味が分かりました。

「君」は横断歩道の白線だけをド、レ、ミと踏んでいたところを「僕」は目撃したのでした。「君」が女友達から恋の対象に変わった瞬間が次の歌詞で表現されています。

いつの間にドレミの矢に射抜かれたんだ 友達だって油断してたなぜだろう今までと違う感情だった 横断歩道を渡ってるとき君からドレミが聞こえてきたんだ・・・風が過ぎるように一瞬だった いきなりドレミにやられてしまった

この表現で「君」が楽しそうに横断歩道の白線を踏んでいったことがわかります。
ドレミドレミ・・・という歌詞で「君」が横断歩道の白線だけを踏んでいる画が浮かびます。
ドレミの矢という表現が、恋の矢ということも理解できます。

そうしますと、恋は無意識さという歌詞は知らず知らずのうちに恋は訪れてしまうものということになるでしょう。

そして、口に出せない言葉飲み込んだままドレミが止まらない・・・経験不足の恋さドレミドレミドレミ・・・ソラシド・・・、という表現は「僕」の脳内で「君」が白線を踏みながら横断歩道を渡っている映像が、ループ再生していることでしょう。

この時の「僕」の顔は気持ち悪いくらいに緩んでいたと思います。
口に出せない言葉は「君」が好きだという言葉でしょうか。
それを言えないのは経験不足だからと「僕」は自分を自虐的に捉えているのでした。

終わりに


「ドレミソラシド」の「僕」は、「君」が楽しそうに横断歩道の白線を踏んでいった数秒間のシーンを目撃します。脳裏に刻まれた、その数秒間の映像を「僕」はドレミドレミ・・・と脳内で再生しては、ぐふっとなっていたと思われます。

Tweet のタイムラインによって、秋元康さんが横断歩道を鍵盤に見立てて歌詞を書いたことがわかりました。
秋元さんの才能を感じた瞬間でもありますし、それに気づいた人も凄いです。
なので、MVにおけるタイトルも鍵盤をイメージしているとわかりました。 終わり