【歌詞考察】日向坂46 「ホントの時間」。自己肯定感を持つ方法 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】日向坂46 「ホントの時間」。自己肯定感を持つ方法

歌詞の意味を考察・・・自己肯定感を高める方法


何かに、ホントの時間を忘れるくらいに没頭する

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主人公は、次の歌詞で表現されているように、「君」と共有する時間が早く経過してしまうことに残念な気持ちを抱いています。

君と過ごす時だけ時空が歪むよ あっという間に過ぎる だって 現国の授業中は ゆっくりと針が進むし

「君」と過ごす時間と比べると、現国の授業時間は遅いという自覚が主人公にありました。

授業に限らず、興味の持てない時間は、時間が進むのが遅いです。

ちらちらと時計を眺めてばかりの主人公の画が思い浮かびました。

登校間近であれば、終わるまで6時間かと溜息をついているかもしれません。

そこから、4時間、3時間と指折り数えていることでしょう。その時は、時間の進むスピードが本当にゆっくりだと思います。

現国の授業中は ゆっくりと針が進むし、という歌詞に共感できました。

そして、現国に集中していないことは、確かです。

ですが、ホントの時間を忘れるくらいに、没頭できる「君」のおかげで、主人公は肯定感に満たされていると思いました。

主人公は、現国の授業に対して、「君」と過ごす時間の推移は速いと感じています。

「君」と共にする時間は、「フロー体験」だと思いました。

「フロー体験」は、ミハイ・チクセントミハイ(1934)による言葉です。集中することで、思わぬ力を発揮できる精神的な状態のことでした。

これは、ポジティブな気持ちを持ちながら、主体的に行動を取ることで陥る現象です。

「君」と過ごす時間が楽しくて、彼女に没頭しているから、ホントの時間を忘れるのでした。

星空の下のカップル

もちろん、退屈だからといって、現国の授業をおざなりにするのは、いけません。

だた、主人公が「君」と過ごしたことで感じたフロー体験は、自己肯定感を抱くきっかけになりますから、大切だと思います。

チクセントミハイは、時間を忘れてしまうほどに何かに没頭すると、幸福感が生じると言いました。

ということは、主人公は、現国の授業に没頭できていないので、フロー体験の状態にないと言えます。

常に、意識が自分以外に向いていることになりました。だから、現国の授業で、幸福感を味わうことができないのです。

こんなことが、続くと、他人ばかり気にしてしまう人間になってしまって、自分を卑下する可能性が高まってしまうでしょう。

ただし、主人公は、ホントの時間を忘れるほどに「君」にのめり込んでいますから、肯定感を持っていると思いました。

だから、主人公は、他人と比べて自分は劣っているとか考えていないことになります。

終わりに

もし、他人と比べて自分は劣っていると感じたことがあるなら、それは主人公のように何かに没頭するものがないのではないでしょうか。

没頭することで得られるフロー体験は、幸せのタネと言えます。

もし、自尊心が低いという自覚があるなら、主人公を見習って、ホントの時間を忘れるくらいの何かを、探すべきだと思いました。 終わり


■ホントの時間■
日向坂46 「ホントの時間」は、2019年10月に発売の3枚目のシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」の収録曲でした。

歌詞は秋元康さん。