歌詞の意味を考察・・・地球が丸いならと思いを馳せる海岸はどんな場所なのか
主人公とその恋人の最後のデートスポット
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タイトルから、広々とした平地や海原に立って、地平線を眺めている主人公の画が浮かびました。その時に、主人公は「地球が丸いなら」と地平線の先を思い描いたことになります。
気になるのは、「地球が丸いなら」に続く言葉でした。
世界一周で、海洋を渡航していれば、目的は出発地に帰ることになります。
だから、「地球が丸いなら一周して帰ってこれる」という想像を働かせた時の、主人公の心境が歌詞になっていると考えました。
次の歌詞で、「地球が丸いなら地平線を跨いで戻ってこられる」という解釈ができます。
もし地球が丸いのなら またきっと帰って来る ホライズンの彼方から そう 海流に乗って いつの日か輝いた情熱と愛の日々
海流に乗っているのは、いつの日か輝いた情熱と愛の日々、となっています。地平線を跨ぐのは、主人公ではありません。
なので、主人公は、船舶ではなく海岸で恋人に思いを馳せていると思いました。
さらに、２人のこの足跡並んでるのはなぜか？、という歌詞から主人公と恋人は、並びながら海岸を歩いていることが分かります。
最初は、海岸でデートをしている微笑ましいカップルだと思いました。
確かに、海岸は、デートスポットと言えます。
ですが、次の歌詞があるように、主人公はネガティブな気持ちで、恋人と砂浜を歩いていました。
濡れたサンダルは乾くけど 口に出した言葉は消えない
もし出会いが偶然なら さよならも巡り合わせ 抗えるわけないでしょう
消えない言葉は、恋人の気分を害した主人公の言葉だと考えます。
そして、さよならに抗えないという表現から、主人公は、恋人に別れを切り出したと思いました。
だから、主人公と恋人は、海岸で最後のデートをしていると解釈します。
となると、別れを決意した主人公が地平線に馳せた思いが、「地球が丸いなら」というタイトルと考えられました。
最後のデートをしている最中に眺める地平線ですから、ネガティブな気持ちにあることは間違いありません。
恋人から離れた自分の気持ちが、地平線の先に流れていった流木が戻ってくるように、再び恋人に戻るのだろうかと主人公が自分自身に問いかけていると思いました。
終わりに
海岸は、主人公と恋人の最後のデートスポットであると解釈します。海原に浮遊する流木のように、主人公の気持ちは恋人から離れてしまいました。
流木は、「地球が丸いなら」海岸に戻るかもしれません。
主人公は、果たして自分の気持ちが恋人に戻るのだろうかという自問自答を繰り返しながら地平線を眺めていたのではないでしょうか。 終わり
■地球が丸いなら■
乃木坂46ユニット曲『地球が丸いなら』は、21thシングル｢ジコチューで行こう！」(2018)の収録曲でした。
歌詞は秋元康さんです。歌唱メンバーは、大園桃子・齋藤飛鳥・与田祐希の３人でした。
歌詞は秋元康さんです。歌唱メンバーは、大園桃子・齋藤飛鳥・与田祐希の３人でした。