【歌詞考察】乃木坂46 「私、起きる」。私とは誰のことか | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46 「私、起きる」。私とは誰のことか

歌詞の意味を考察・・・私は誰でしょう


自分らしく笑うことができる私

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起きるということで、寝床から這い出るイメージが湧きました。

そのような日常の一コマを切り取っただけのシーンからは、ストーリー性を感じることができません。

なので、タイトルから、主人公が何かに挑戦して失敗しても、その度に立ち上がるような世界観を想像しました。

ですが、歌詞を見ると、転んでも立ち上がるような世界観にはなっていません。

むしろ、八方美人を止めて本当の「私、起きる」という印象を受けます。

鏡の中を覗いて自分に話しかけた 誰にも見せていない本当の私はどんな人?・・・人は誰だって自分に自信がないもの

自分に価値を認めることができない主人公であることがわかります。

無価値な自分は、ご覧に入れるようなものでは、ございませんといったニュアンスを感じました。

そして、自分らしく笑おう つまらないことは笑わない、という歌詞があります。

鏡の欠片を覗き込む女性

この表現に、「私、起きる」の伝えたいメッセージが集約されていると思いました。

主人公が決心した、つまらないことは笑わない、とはどういうことでしょうか。

つまらないことに笑うことで、思い浮かぶのは、八方美人でした。

八方美人は、対立を避けるために無節操に自分の欲求を押し止める意味になっています。

主人公は、相手に反対して張り合うことを避けた八方美人だったのでしょう。

でも、この頃呼吸が苦しい、という歌詞があります。

主人公は、限界を感じて鏡に映る自分を見て、本当の私はどんな人?と問いかけたのでした。

そして、本当の私は、つまらないことは笑わない自分であるはずだと気づいたのです。

それを踏まえて、横並びの常識とかに振り回されて 目隠しされてたのかも、という歌詞を読むとタイトルの意味が分かりました。

「私、起きる」という状況は、目隠しが取れて自分らしく振る舞うことが可能になった状態だと解釈します。

終わりに

主人公は、如才なく立ち回ることができる人間でした。

ですが、顔に笑みを含ませ過ぎて、この頃呼吸が苦しい・・・という状況に陥ったように見えます。

膨れっ面で良好な人間関係を築けるほど、世の中は甘くないと主人公は認識していたのではないでしょうか。

そう考えると、「私、起きる」の歌詞に共感を覚えることができました。 終わり


■私、起きる■
乃木坂46 「私、起きる」は、10thシングル「何度目の青空か?」(2014)のカップリング曲でした。

歌詞は秋元康さんです。